診療科の紹介
潰瘍性大腸炎とクローン病の治療は近年目覚ましく進歩し、治療の選択肢も増え、病勢がより適切にコントロールできるようになりました。一方で、完治できる治療法はまだ確立されていないため、患者さんの日常生活の質の向上を目指し、病状、年齢や生活環境などにあわせて最適な治療を組み立てています。両疾患を長年診療してきた医師と中堅医師、若手医師がチームを組み、外来、病棟、手術室、内視鏡室のスタッフや皮膚排泄ケア認定看護師、栄養部などと協力して診療にあたっています。発症後長期経過して病態が複雑な患者さん、がんを合併した患者さん、高齢の患者さんなど、専門的な対応を要する患者さんの診療も行っています。また、他院で手術を受けられた患者さんのフォローアップや再手術にも対応しています。緊急入院が必要な患者さんも適切に対応しています。
対象疾患
潰瘍性大腸炎、クローン病(肛門病変も含む)、炎症性腸疾患類縁疾患(腸管ベーチェット病など)の内科・外科治療
取り扱い検査内容
- 上部消化管内視鏡(胃カメラ)
- 下部消化管内視鏡(大腸カメラ)
- シングル・ダブルバルーン小腸内視鏡(小腸カメラ)
- カプセル小腸内視鏡
- CT
- MRI、MR enterography
- 超音波検査 (腸管エコーを除く)
- 小腸造影検査、注腸検査、その他各種消化管造影検査
- 各種遺伝子検査
治療内容
内科治療(令和8年8月現在)
- 5-アミノサリチル酸(ASA)製剤 内服および局所製剤 (ペンタサ®、アサコール®、リアルダ®、サラゾピリン®)
- 副腎皮質ステロイド製剤内服および局所製剤
(プレドニン®、コレチメント®、各種ステロイド局所製剤) - 免疫調節薬 (イムラン®、ロイケリン®)
- 生物学的製剤
(レミケード®、ヒュミラ®、シンポニー®、エンタイビオ®、 オンボー®、スキリージ®、トレムフィア®) - 低分子化合物
(ゼルヤンツ®、ジセレカ®、リンヴォック®、カログラ®、ゼポジア®、ベルスピティ®) - カルシニューリン阻害薬 (タクロリムス®)
- 血球成分除去療法 (GCAP)(寛解導入・維持療法)
- 短腸症候群治療(在宅中心静脈・経腸栄養療法、レベスティブ®)
- 治験診療
外科治療
患者さんの状態に応じて傷の小さい腹腔鏡手術を積極的に導入しています。
ロボット手術は今後潰瘍性大腸炎の患者様に対して導入を予定しています。
診療実績
令和6年度(炎症性腸疾患科)
外来通院延べ患者数:14709人(前年度14574人)
外来新規紹介患者数:191人(前年度199人)
入院延べ患者数:7094人(前年度8503人)
新規入院患者数:401人(前年度502人)
小腸造影検査件数:224件(前年度213件)
注腸造影検査件数:292件(前年度276件)
内視鏡検査件数(主に大腸カメラ):1946件
ダブルバルーン小腸内視鏡検査件数:76件
(うちバルーン拡張術:64件)
小腸カプセル内視鏡検査件数:29件
クローン病手術件数:122件(前年度137件)
潰瘍性大腸炎手術件数:100件(前年度128件)
*傷病別全国統計実績
クローン病(小腸切除術、結腸切除術など、退院患者数98人)で県内1位、全国6位
潰瘍性大腸炎(結腸切除など、退院患者数48人)で県内1位、全国2位
令和8年度外来担当医表
炎症性腸疾患科

消化器内科
-初診・再診【初診時紹介予約制】

所在地、交通アクセス
〒221-0855 横浜市神奈川区三ツ沢西町1番1号
バスでお越しの方
バス停「市民病院」下車すぐ
・横浜駅西口から 市営87系統、34系統(平日の日中のみ)又は209系統
・東神奈川駅から 市営88系統(神大寺入口〜東白楽〜東神奈川駅西口~東横反町駅前~三ツ沢上町駅前~市民病院)
・保土ケ谷区内や相鉄線沿線から 208系統(横浜駅西口~和田町~市民病院)
バス停「三ツ沢総合グランド入口」下車 徒歩1分
・横浜駅西口から三ツ沢総合グランド経由のバスに乗車
お車でお越しの方
新横浜通り 三ツ沢公園前交差点そば
(第三京浜道路及び首都高速神奈川2号三ツ沢線「三ツ沢」出口を下りてすぐ)
診療科ホームページ等のURL
炎症性腸疾患科:炎症性腸疾患(IBD)科|横浜市の総合病院 横浜市立市民病院
消化器内科:消化器内科|横浜市の総合病院 横浜市立市民病院
炎症性腸疾患センター:炎症性腸疾患センター