潰瘍性大腸炎やクローン病の治療薬は、日々目覚ましい進歩を遂げています。
一方で、現在のところ、病気を完全に治すことができる治療法はまだありません。
そのため治療の目標は、
①治療を続けながら病気の勢いをしっかりと抑え、日常生活を健康に送れる状態を保つこと、
②炎症が長く続くことで起こりうるがんを防ぐことにあります。
近年では、治療が難しい患者さんにも使用できる薬の選択肢が増えてきました。
選択肢が増えたことは非常に喜ばしいことですが、現時点では、「どの患者さんに、どの薬が最もよく効くのか」を事前に正確に予測することは難しいのが現状です。そのため、治療薬の選択は、主治医の先生と患者さんがよく相談しながら決めていくことが大切になります。
治療薬の種類が非常に多くなっている現在、診察の限られた時間の中で、一度の説明だけですべてを理解することは簡単ではありません。
このページは、主治医の先生から説明を受けたあとに、内容を振り返ったり、治療について考えたりする際の助けとなるように作成しました。
治療方針の決定は、あくまで主治医の先生と患者さんが十分に話し合って行うことが基本です。
その理解を深めるための補助的な資料としてご活用ください。